狡猾な市場の餌食になり 完膚無きまで打ちのめされてうずくまる相場師に 優しく手を差し伸べ、その男はこう言う。 「これまでの価値観を全て捨て去る覚悟があるか」
STORY 06
利益に飢えた敗者に捧ぐ、異次元の資金管理術と取引手法。
INTRODUCTION
大切にしていた感情を全否定され、その時点ですでに『悔しさ』を感じていた土屋だったが・・・下山の言葉が単なる脅しではないことは感じていた。「下山は投資の本質を言い当てている」そんな気がしていた。「完全に納得できる理由を用意されないと、信じない」と心に決めた土屋に落ち着き払った下山が手法の肝である『資金管理』について静かに語り始める。
STORY 05
【解禁】一流トレーダー下山の取引銘柄
ここにきて土屋は、ようやく下山の発言に100%従うことが最も賢い選択だということに気付き始めた。自分で銘柄を探すのではなく、下山が実際に取引している銘柄で取引するのが最も効率的だ、そう思い始めた。そして、今まさに、秘匿性が極めて高く謎に包まれていた、"下山の取引銘柄"がベールを脱ごうとしていた。
STORY 04
欲望の果ての一攫千金ゲーム関連銘柄、徹底検証。
下山の銘柄選びを認めつつも、もっと稼げる銘柄があるのではないかと感じていた。 最初の1銘柄が、あまりにも簡単に見つかってしまった事実が余計に土屋の欲望を刺激する。「男やったらもっと勝負せなあかん!」と強く思う土屋と 「着実に稼ぐべし。」と思考する下山、両者の想いが交錯する。
STORY 03
一流トレーダーがひた隠す"銘柄選び4つの基準"
"株式投資"という1つのツールによって全く性格の異なる2人の距離が、縮まりつつあった。下山の投資手法に関して、まだまだ未知の部分を残しながらいつの間にか土屋は下山に対して絶大な信頼を寄せていた。法がどう、とかいう以前に、下山という1人の人間の真摯な人柄に惚れていた。
STORY 02
ロスカット狂信者たちの末路
もっと詳しく、もっと核心を・・・下山から手法の話を聞けば聞くほど土屋は混乱し、混乱しつつも、さらなる興味を掻き立てられていた。1日5分も時間をかけずに、しかもガラケーで取引。さらに取引するのはたったの1銘柄。「そんなんありえへん・・・でも、もしそれがほんまやったら・・・」土屋の心は揺れていた。
STORY 01
路頭に迷う相場師を救うニート
もはや再起不能・・・狡猾な市場の餌食になり完膚無きまで打ちのめされてうずくまる相場師に優しく手を差し伸べ、その男はこう言う。「これまでの価値観を全て捨て去る覚悟があるか」彼の名は下山敬三。しかし世間は彼をこう呼ぶ。相場師の救世主