狡猾な市場の餌食になり 完膚無きまで打ちのめされてうずくまる相場師に 優しく手を差し伸べ、その男はこう言う。 「これまでの価値観を全て捨て去る覚悟があるか」
STORY 04
欲望の果ての一攫千金ゲーム関連銘柄、徹底検証。
INTRODUCTION
下山の銘柄選びを認めつつも、もっと稼げる銘柄があるのではないかと感じていた。 最初の1銘柄が、あまりにも簡単に見つかってしまった事実が余計に土屋の欲望を刺激する。「男やったらもっと勝負せなあかん!」と強く思う土屋と 「着実に稼ぐべし。」と思考する下山、両者の想いが交錯する。
STORY 03
一流トレーダーがひた隠す"銘柄選び4つの基準"
"株式投資"という1つのツールによって全く性格の異なる2人の距離が、縮まりつつあった。下山の投資手法に関して、まだまだ未知の部分を残しながらいつの間にか土屋は下山に対して絶大な信頼を寄せていた。法がどう、とかいう以前に、下山という1人の人間の真摯な人柄に惚れていた。
STORY 02
ロスカット狂信者たちの末路
もっと詳しく、もっと核心を・・・下山から手法の話を聞けば聞くほど土屋は混乱し、混乱しつつも、さらなる興味を掻き立てられていた。1日5分も時間をかけずに、しかもガラケーで取引。さらに取引するのはたったの1銘柄。「そんなんありえへん・・・でも、もしそれがほんまやったら・・・」土屋の心は揺れていた。
STORY 01
路頭に迷う相場師を救うニート
もはや再起不能・・・狡猾な市場の餌食になり完膚無きまで打ちのめされてうずくまる相場師に優しく手を差し伸べ、その男はこう言う。「これまでの価値観を全て捨て去る覚悟があるか」彼の名は下山敬三。しかし世間は彼をこう呼ぶ。相場師の救世主